【R18】悪魔的頭脳の無駄遣い
ウィルイスとアルルイの3P。
兄に愛されしとろとろルイスは最高に可愛い。
ウィリアムとアルバートに目一杯に愛された体は少しだけ汗ばんでしっとりしていて、白い肌は薄桃色に染まっている。
肌蹴たシャツは既にほとんど意味をなしておらず、ウィリアムの手により恭しく脱がされた。
文字通り生まれたままの姿になったルイスは少しでも己の痴態を隠そうと、目の前の兄の肩に腕を回してしがみつく。
直接触れ合う素肌が心地よくて、安心したように息をついたその瞬間、背中にぞくりとするような快感が走った。
「んっ…に、兄様…?」
「ルイスは背中も綺麗だね」
「んん、ぁ」
ウィリアムに縋りつきながらそっと後ろを伺えば、アルバートの濃い茶色をした髪の毛が視界の隅に入る。
癖の強い髪の毛が背中をくすぐる感触ももどかしいが、その唇で落とされるキスの方が更にもどかしくじれったい快感をルイスに届けた。
日に焼けることもなく傷があるわけでもないルイスの背中はほどよく筋が浮いていて綺麗だ。
アルバートはその肩甲骨に沿って優しく吸い付きながら、白い肌に赤い跡を残していった。
吸い付かれた僅かばかりの快感ではあるが、つい先ほどまで散々愛撫されたルイスの体は顕著にその快感を受け取っている。
「ん、んぁ、は…ぁ」
「兄さん、ルイスにそのキスはもどかしいみたいですよ」
「たまには焦らすのも悪くないだろう?」
「…だって。ルイス、このまま我慢できるかい?」
「ん、んん、ぁ」
アルバートが静かにキスを落とすたびに小さく震える体を楽しむように、ウィリアムは自分よりも幾分か華奢なルイスを抱きしめた。
ちゅ、と吸い付く音がする毎に吐息交じりで漏れる声が耳元に聞こえてきて煽られる。
兄の愛撫で感じている弟が自分に縋りつく様子がたまらなく愛しくて、ウィリアムはふわふわとした髪の毛に自分のそれを絡ませるようにすり寄った。
全身に触れて火照ったルイスの体は何度抱きしめても気持ちが良い。
きっと今も蕩けたような顔をしてアルバートの愛撫を受けているのだろうと思うと、途端にその快感に満ちた表情を堪能したくなった。
「ルイス、こっちを向いて」
「っん、に、ぃさん…?ふ、ぁん」
しがみついている薄い肩を少しだけ引き離して額を合わせるように顔を覗き込めば、大きな瞳は涙で潤んで煌めいていた。
この距離では睫毛が揺らぐ音すら聞こえてきそうで、宝石のように綺麗な瞳がしっかりとウィリアムを映している。
その瞳は明らかな欲で溢れていて、人を惑わすような色香が漂っていた。
アルバートの愛撫で感じているルイスの視界に入るのはウィリアムという、この倒錯感こそが三人で肌を重ねる醍醐味だろう。
兄に愛された弟を間近で見るのはウィリアムにとって何より貴重な愉悦だった。
「随分と気持ちよさそうだね、ルイス」
「ん、はぃ…兄様のキス、きもちいぃです…」
「それは嬉しいな。さてルイス、今日はどちらから挿れてほしい?」
「…ふ、ぁ…んん…」
ウィリアムに抱きしめられて、背後から囁くようにアルバートの声が聞こえてくる。
今この状態のルイスにとって兄達の言葉は甘い媚薬のようなもので、穏やかでありながら欲を孕んだアルバートの声に瞳を閉じてしまった。
それでも変わらずウィリアムの視線を感じるし、アルバートは背中を下から上にそっと撫で上げてくる。
ルイスが二人の兄に抱かれるとき、体の負担を考えているからなのかそれぞれ一度ずつしか挿入されない。
ただその分、事前に足腰が立たなくなるほど目一杯に全身を溶かされてしまう。
先ほどまで上半身をウィリアム、下半身をアルバートに散々弄られたばかりである。
精を吐き出してしまうと疲れて眠くなってしまうルイスを慮り、どれだけ愛撫されようとルイスはまだ射精できていなかった。
今すぐにでも吐き出したいし、ぐずぐずになるまで解された後ろに早くどちらかのものを挿れてほしい。
ウィリアムとアルバートのどちらが先であろうと構わないのに、わざわざアルバートが尋ねてきたということは、ルイスがねだらなければ二人とも挿れてはくれないのだろう。
まだ理性が残っているルイスとしてはそんなはしたない真似をすることに抵抗があった。
「に、兄さん」
「僕と兄さん、どちらからが良い?」
「…に、兄様?」
「私もウィルも、ルイスの希望を優先出来るだけの余裕はあるから安心しなさい」
「…」
普段は誰より優しいというのに、肌を重ねるときはどうも意地が悪いような気がする。
ルイスがそう考えていることなど当に気付いているウィリアムとアルバートは、戸惑う弟を見て気付かれないように快感を拾っていた。
可愛い弟が羞恥で頬を染めてねだる姿はこの世の何よりも尊く愛おしいのである。
「…アルバート兄様が、いい、です」
「私かい?」
「…さっき、準備してくれたの、兄様ですから。…先に兄様がいい」
「では兄さん、先にどうぞ」
よく言えました、とばかりにウィリアムがルイスの額にキスを落とす。
そのキスが嬉しくてルイスは彼の首にすり寄ろうとしたが、そのまま体を倒されてその体に乗り上げるような姿勢になった。
重いだろうと慌てて体を起こそうとしたが、ウィリアムの腕が回っていて起こそうにも起こせない。
加えてアルバートもルイスの肩を後ろから押さえつけるように圧をかけてくる。
シャツが肌蹴たままのウィリアムと素肌を重ねるように抱き合うこの体勢に、ルイスは純粋な疑問が浮かんだ。
先にアルバートに抱かれたいと望んだのだが、これでは難しいのではないだろうか。
「に、兄様?兄さん?」
「ふふ。さすが兄さん、話が早くて助かります」
「おまえ達が感じ合っている様子を見ながらルイスを抱くというのも一興だな」
「あの、僕重いですよね?今どくので…」
「どかなくていいよ、力を抜いて」
「そのままでいなさい、ルイス」
「ふぁ、んっ」
二人の兄が交わす会話の意図が分からずルイスは体をどかそうとするが、左右の耳からそれぞれの声で止められては力が入らない。
ねっとりと舌で耳を嬲られてしまえば、今のルイスには快感以外を拾うことが出来なかった。
自分に重なるくったりと力の抜けた体を抱きしめて、ウィリアムは自分達を見下ろしているアルバートに視線だけで合図を送る。
愉悦で揺らめく紅い瞳を見たアルバートは心得たように長い指でルイスの背をなぞり、細い体の中で唯一肉付きの良い臀部に触れた。
真っ白いそこは程よい弾力でアルバートの指を楽しませる。
しばらくその感触を楽しんでから左右に割ってみれば、先ほどまでアルバートが散々弄って解していた秘部が見えてきた。
使った潤滑油が厭らしく蕩けて垂れていて、アルバートは目を緩ませては興奮を抑えるため深く息をつく。
普通ならば欲を受け入れる部分ではないというのにルイスのそこは物欲しげに蠢いていて、挿入すればさぞ気持ちが良いのだろう。
きつく締めてくるのに柔らかく包み込むような快感は、想像するだけでも十分すぎるほどだ。
ストイックな雰囲気を携えている弟がこれだけ厭らしい体をしているのは、何度目にしても新鮮で趣深いものだとアルバートは思う。
「ん、んぁ…や、にぃさま」
「ルイス、あまり動くと…」
「ひっ、ぁんっ」
「…くっ」
普段空気に触れるところではない場所にひやりとした感覚がして、ルイスは羞恥から抵抗するように腰を動かした。
だが何も身に纏っていないルイスがウィリアムに密着した状態で腰を動かせば、達する直前まで愛撫されていた性器が兄の体に擦れるのは道理である。
当然、ルイスの体の中でも特別に敏感な性器が快感を拾ってしまった。
それまでに見ていたルイスの痴態で既に反応していたウィリアムも息をつめて突然の刺激を耐える。
綺麗な眉を顰めて耐えるウィリアムとは対照的に、声を我慢しないよう教えられてきたルイスは蕩けた表情のまま艶やかな嬌声をあげていた。
そんな二人の弟の様子をすぐ上から見下ろしていたアルバートは、可愛い弟達の可愛い反応を楽しんでいる。
「ふ、ゃ…ん、んぅ」
「…っは…兄さん、申し訳ないのですが、挿れるのは少し待ってもらって良いですか?」
「あぁ、構わない。どうするつもりだい?」
「先に前で気持ち良くしてあげようと思います」
「あ、んぁ、ふ、ぅう~…」
「ルイス、少し腰を上げて」
「ん、んん…」
ウィリアムの声に従うように、ルイスは震える足を何とか支えにして僅かばかり腰を上げた。
その動きで形の良い尻がアルバートに向けられて、その彼から小さな笑い声が聞こえてきたけれど、何とか射精しないよう必死に耐えているルイスの耳には届かなかった。
震える腰付きはまるで誘っているようだったが、焦らずともウィリアムがどう動くかを見てからでも良いだろう。
そう考えたアルバートは懸命にウィリアムの指示に従うルイスを見守っていた。
ルイスが腰を上げたことにより、ウィリアムとルイスの体には少しだけ隙間が生まれる。
その隙間でウィリアムは己の下着をおろし、しっかり勃ち上がっているルイスの性器と自分のそれを重ね合わせた。
どくりと脈打つ性器同士が触れ合ってはぴたりと合わさる。
「んゃ、に、兄さん…あついです、にぃさん…」
「どうする?先に一度イっておこうか?」
「…ふ、ぁ」
優しく重ね合わせているだけなのに、ウィリアムの熱を直に感じられることが嬉しくて気持ちが良い。
あぁ、兄さんも感じてくれているんだな。
うっとりとした表情でウィリアムを見るルイスはそんなことを思い浮かべて、思わずと言ったように腰が前後に揺れていた。
まるでウィリアムの性器に自分の性器を擦りつけて自慰をしているような仕草だ。
その様子を後ろから見ているアルバートはあまりの厭らしさに口元を手のひらで覆っている。
意識せずに腰が揺れるなど淫乱と表現する他ないだろう。
そうだというのに、快感を耐えている健気な姿があまりに可愛らしかった。
「イきたい?」
「…ん、や…ぃや…」
ルイスがウィリアムの首に頭を埋めて左右に振れば、頬に軽やかな金髪が当たって落ちる。
今にも達しそうなルイスの性器はとても熱く、我慢させるのは酷かと思ったのだが当の本人は拒否をしている。
男としての本能なのか、誰にも挿れたことなどないのに前後に揺れている腰が厭らしくも可愛かった。
今後もこの綺麗な形をしたルイスの性器が本来の用途で使われることはないのかと思うとぞくぞくする。
この体を好きにしていいのは自分と、あともう一人の兄だけなのだ。
ウィリアムがそんな支配欲に満たされていると、ぎゅうとしがみついてくるルイスからか細い声が聞こえてきた。
「…イくなら、兄様に挿れてもらってからがいい…」
「…前はどうする?触らない方が良いかな?」
「いや…兄さん、触って…気持ち良くさせてください…」
「ん、分かった」
あまりに可愛らしい告白に思わず目を見開くが、甘えるようにウィリアムを見ているルイスをこれ以上焦らすのも可哀想だ。
何よりウィリアムとしても震えるこの体を存分に愛撫したいし、アルバートも今の告白でさすがに限界だろう。
あやすように小さな頭を撫でて、こちらを見ているアルバートに視線をやった。
「じゃあルイス、アルバート兄さんにお願いしようか」
「…お願い…ですか…?」
「うん。出来るだろう?」
「ん…」
ルイスは背後にいるアルバートに少しだけ視線をやり、気恥ずかしそうにもう一度ウィリアムの首に顔を埋めた。
今までのやりとりを全て見られていたのかと思うと気まずいが、そんなことはもう今更だ。
弟の熱っぽい吐息を受けたウィリアムは促すようにルイスの背を優しく撫でる。
早くしないと兄さんも呆れてしまうよ、と囁きかければようやく決心したのかルイスは顔を上げた。
そうしてウィリアムに励まされるままもう一度腰を上げて、淫らな姿勢でこれから自分を愛してくれるアルバートの顔を見た。
「…兄様…挿れて、ほしいです…」
「…おまえの望むままに」
小さく震える声でねだってみせれば、獣のように鋭い目つきをしたアルバートと目が合った。
普段は甘く垂れているその瞳が、真っ直ぐ射抜くように自分を見る様がルイスはすきだ。
とても魅惑的で欲をそそられる。
どくりと鳴った心臓と腹の奥が疼くような感覚を持て余していると、アルバートの指がルイスの中をゆっくり広げるように左右に開いた。
白い肌とは違って色濃い赤を見たアルバートが舌で唇を舐めたかと思えば、すぐにその逞しい性器でルイスの中を貫いた。
「ひぁ、あぁっ、あっんっ」
なるべくルイスの負担がないようゆっくりと馴染ませての挿入だ。
それでも散々焦らされたルイスにとっては待ち望んでいた快感で、中の粘膜をアルバートの硬い性器で擦られるのは堪らなく気持ちが良かった。
自分に欲情してくれているのがその硬さと熱さで存分に感じられるから、挿れてもらえる立場というのは幸せだとルイスは思う。
アルバートの長い性器で奥まで貫かれ、その快感で限界まで耐えていたルイス自身からは欲が溢れた。
「ふふ、少しだけイってしまったかな」
「あ、あぁっ、ん、んぁ、ああん」
アルバートに腰を支えられ、優しくも勢いよく貫かれて我慢できるほどルイスは快感に強くない。
ウィリアムと重ね合わせていた性器からは少量の白い液体が漏れ出てしまい、それを握っている彼には気付かれてしまった。
だがそれを気にできる余裕は今のルイスにはない。
イってしまったことすら自分では気付いていないだろう。
「ん、んぁ、ふっあ、あぁん、ぅん」
ルイスはアルバートから与えられるとびきりの快感を、ウィリアムにしがみついて感じ入る。
耳元で甘ったるい嬌声をあげているルイスが厭らしくもとても綺麗で、快感と同程度の満足感を得ながらウィリアムは互いの性器に回した手に力を込めた。
先ほど吐き出したルイスの精液のおかげで摩擦がなくなり扱くのに丁度いい。
自分のものとルイスの性器の尖端を親指で強く刺激してみせれば、びくりと体が跳ねてアルバートからも堪えるような声が聞こえてきた。
「ふぁ、や、んん、前、だめ、ぇ、あん」
「…だがルイス、ウィルに触ってもらった方が気持ち、いいだろう?」
「あ、はぁん、んっん、ぁ…兄様ぁ、そこ、んんぅ」
「じゃあ、ルイスが自分で腰を振るかい?さっきは上手に出来てたから、ね」
「あ、あぁん、ふっぁ」
そう言ってウィリアムが互いの性器から手を離し、命令するようにその瞳を覗き込んでキスをする。
開いた唇にそのまま舌を差し入れて絡ませ合えば、溢れてきた唾液がウィリアムの口内に溜まっていく。
それを抵抗なく飲み込んでから最後に啄ばむように赤い唇へと吸い付いて、精液で濡れた手をルイスの太腿に回して撫でていった。
水音をさせながら自分に触れる指が気持ち良くて、ルイスはアルバートが腰を振るのに合わせて緩やかに自らの腰も揺らしていく。
硬く勃ちあがったルイスの性器にはウィリアムのものが触れていて、早く腰を揺らせば揺らすほど快感が強くなっていった。
「ん、んぁ、ぁあ、っふ、ぁん」
「上手だね、ルイス…気持ちいいよ」
「に、兄さぁん…ふっ、うぁ、あ」
「ルイス、こちらはどうだい?気持ち良いかな…?」
「あ、兄様、にぃさま…ん、そこ、すき、ぁん」
ウィリアムの首に縋りついて絶え間なく嬌声をあげるルイスには既に理性は残っていない。
吐息交じりの喘ぎ声と兄を呼ぶ声、あとはひたすらにすきだと言うばかりだった。
程よく締め付ける熱いルイスの中を堪能するアルバートと、ルイスの声と抱擁を一身に受けて彼と性器を重ね合わせているウィリアム。
それぞれ快感を得る方法は違っていても、差異なくルイスを堪能できている。
アルバートに貫かれるルイスを間近で見られるのはウィリアムにとって至福だし、ウィリアムとルイスがともに快感を拾っている様子を見るのはアルバートにとっての至福だった。
「ふ、ぁあ…あぅ、んっ」
「…そろそろ、だな」
「…えぇ、そのようです、ね」
先ほどよりも息が荒くなり、ルイスの中が随分と強く収縮を始めたことにアルバートはすぐに気が付いた。
散々愛撫していたというのに、よくぞここまで完全に達するのを我慢したものだと思う。
それでも前と後ろを同時に弄られて長い時間耐えられるほどルイスは我慢強くないのだ。
何度もルイスの中を突いて締め付けられた快感により、アルバートの限界も近い。
同様に自身とルイスの性器が直接擦れているウィリアムもそろそろ限界だった。
「…ルイス」
「ふ、ぇ、っんん、」
ウィリアムは蕩けた表情をしているルイスの唇を塞ぎ、その柔らかい舌を堪能した。
同時にルイスの性器と自分の性器を強く扱きともに絶頂を迎える。
アルバートも白い肩に優しく噛みついてより深くルイスの中に己を埋め込んでから、射精した余韻で震えている中に己の欲を吐き出した。
「ん、んぅ、~っ」
「…ふ、はっ…」
「はぁ、はぁ…」
達する瞬間に唇を覆われ、強い快感に出たであろう声は全てウィリアムに飲みこまれた。
腹部に感じる熱い精液の感触にルイスは少しだけ眉を顰めたが、兄に深く口付けられていることが嬉しくてうっとりと瞳を閉じる。
それでも中に注がれたアルバートの精液が広がる感覚がして、どこか落ち着かない気持ちでくぐもった声をあげていた。
「っあ…ん、兄さん…兄様…」
しばらくルイスの唇と舌を味わってからウィリアムが顔を離せば、同じタイミングでアルバートもルイスの中から出て行った。
キスを終えて寂しげに瞳を揺らすルイスを見たウィリアムは、もう一度だけ触れるだけのキスを落としてみせる。
アルバートもルイスから流れ出る白く濁った液体を見てごくりと喉を鳴らしたが、欲を抑えるように細い首筋に噛みついては跡を残した。
「ん…ウィリアム兄さん…アルバート兄様…」
「良かった?」
「良かった、です…すき…」
目の前にいるのがウィリアムだからか、その首にまたも懐いて幸せそうに声を出すルイス。
ちらりと視線だけアルバートに寄越しては魅惑的に微笑んでみせた。
達したばかりで汗ばんでいるだろうに、どこか甘い花蜜のような香り漂うルイスへ惹かれたアルバートは顔を寄せる。
そうしてまたも意地が悪いと言われそうな問いかけをした。
「どこが気持ち良かったんだい?」
「ん…アルバート兄様に奥、とんとんされるの良かったです…」
「ほう」
「…あと、ウィリアム兄さんにごしごしされるのも良かった…」
表情だけでなく思考も蕩けているルイスはアルバートの問いかけにすんなりと応えてしまう。
それどころか誘惑するようにもう一度腰を振り、ウィリアムの性器を刺激するように己のそれで擦りあげた。
「…今度は兄さん、挿れてください」
「…いいよ」
綺麗な顔で幼い表現を駆使して快感を伝えたモリアーティ家の末弟は、今度はウィリアムに抱いてもらおうと大きな瞳で彼を見つめていた。
(今回の体位は中々ですね。兄さんに挿れてもらったルイスが僕に縋るというのは良かった)
(あぁ。私としてもおまえ達の様子がよく見られて面白かったな)
(ルイスの負担もそれほどでもなかったようですし、次も楽しめそうです)
(そうだな。ルイス、おまえはどうだった?体の負担は問題ないだろうが、何か不満はあったかい?)
(…何もないです)
(三人でセックスするとなると体位を工夫するのが難しいところだけど、改めて考えてみると面白いものだね。考え甲斐がある)
(そんなことに兄さんの頭脳を使わないでください…!)
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